海、山、山
昔は、海の眺めの方が好きで、よく海岸へ行ったものだ。
白い砂浜と、青緑にうねる海原、彼方まで広がる空
そして、そこに集まる鳥達、海面に見え隠れする魚達
車の近くに遊びに来る、カラス達や鶏、猫達。
時に、申し訳程度だけどお裾分けをあげたり、
そんなものを、ボーっと眺めるてのが好きで。
でもこの頃は、なぜか山に行きたい。
特に、あの山、高原に。
なぜだろう。
なぜ山の方を好きになったのだろう。
潮風で愛車が錆び易くなるからか。
それもある。
風のある日に、海岸に近付くと、
前方の風景が白く煙っているのだ。
そして、フロントガラスが塩水で曇り始め、
尚も進むと、愛車が波飛沫を被り出す。
帰宅して愛車を降りると、愛車が磯の香りに包まれているのだ。
まるで、カッパ海老せんか海老せんべいのように。
美味しそうな、良い香りだが、そんな風味になった愛車を放ってはおけない。
きれいに塗装されている部分はまだしも、そうでない部分や下回りが錆び出すかも知れないのだ。
そうなったらもう、さっさと洗車場に連れて行くしかない。
洗ったばかりの時だと面倒だ。
それに、下回りの一部を洗い残すかも知れない。
と、言う事も一理あって、海にはあんまり足が(タイヤが？)向かなくなったけど、
何だか、緑や空気、光、空がきれいで、寒さすらも心地良くて、高い所が気持ち良いのだ。
あ～でも、山を下りながら、視界一杯に広がる春霞の海も見てみたいなあ。
そして、変な魚を食べる。
しばらく行ってないから懐かしいなあ。
ああ、ドライブ行きたいな。
愛車が、いつまでもいつまでも元気で居ますように・・・！
※写真は、某道の駅別館のＴ－ＲＥＸです。動くし、吠えるし、正面に立つと結構怖いんですよ。
妹がＰ社製少し前の型式で撮影してくれました。
