1人とポニーと道

ひとりすと日記

庭の小さいお客さん

 良く熟して、ジュルジュルになった柿があったので、

庭の木の枝に載せておいてあげた。

そうしたら、案の定、一日中メジロ達がやってきて、せっせとついばんでいる。

今年は柿が豊作らしいから、食べ物にはそんなに困っていないんじゃないかと思ってたのに。

 この頃、庭の木にはよくメジロとスズメの混群が来ていた。

目白の数は、私が今までここで見ていた中で、今年が最も多いような気がする。

 私が庭に降りると、枝の繁みのあちこちから、常緑樹の葉っぱ色した小さな生き物達が

それこそ木の葉が舞い立つように、ブーンと言う羽音を残して一斉に飛び立った。

 スズメ達は、小鳥のエサのおこぼれを拾って食べているけど、

その間、メジロ達は手持ち無沙汰そうに樹上でウロウロ、自分達の食べ物を探していた。

 これで、数日はここで食べることが出来るだろう。

あんな小さな身体で冬を越すなんて、大変だろうなあ。