1人とポニーと道

ひとりすと日記

芸術の秋なので、絵画鑑賞に

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   2007年11月3日

 とある小さな美術館に、絵画鑑賞に行って来ました。

ルネサンスバロックロココの、巨匠達の絵画が展示されているとのことでした。

作品は、キリスト教関係のものが多かったです。
 
美術史を研究されていると言う、笑顔が絶えない先生の、ギャラリートークも聴くことが出来ました。
 
 最初、私は正直(本当に、ここにそんな有名な絵画が来るものだろうか。)と思っていましたが、

世界各国で名画の数々(本物)を観て来られた先生の、主観や観察眼を交えた解説をお聴きして

納得(?)。

 「伝×× 作」「△△工房 作」・・・

当時の売れっ子画家達には、助手が大勢いて、本人は大雑把な下絵を描くだけだったり、

仕上げに重要な部分を、ごく一部描き加えるだけだったりと、

本人作、と言うよりも「本人プロデュースの作品」は数多い。

   (有名画家本人が描いた部分が何パーセントかは、化粧品の天然成分の配合と似た感覚・・・?)

 また、有名画家の作品には、有名な分だけ贋作・模写も数多く、描いている所を

実際見ていた人が残っていない大昔のことだけに、それが未だ判明していない作品も数多い。

 ・・・こんな事情で、背景の葉っぱが、輪郭を描いて中を薄い絵の具で塗り潰しただけ、のような、

手抜きっぽい感じの部分があったりだとか、

   (ごめんなさい。超・素人ですが、個人的日記のような感覚で、素直な感想を書きました。。。)

全体に靄がかかったみたいな絵が(有名画家の工房の、お弟子さん作だったのだそう)あったりだとか、

顔と胴のバランスが、どうも(首部分が無い)リアルサザエさん風な感じの

(真面目な)家族の肖像画なんかが

   <先生によると、有名画家が描いたのは頭だけで、胴、他は別人が描いたのだそう>

   (この、多分お金持ちな人が注文した時に、値切ったせいかな。

    これ、本当にリビングに飾ったのかな。

    もしかして、飾らなかったからこそ、こんなにもきれいなままで残っているとか・・・!?

    天上が高かったろうから、あんまり細かいとこまで見えないように、

    ずーっとずーーーっと上の方に飾ったとか・・・!?)

出来上がって、今ここにあるのだろうか・・・

   (それはそれで「生の歴史」の重みを感じるけど)

 終始、明るい笑い声が響いていた、陽気な先生の解説は、興味はあるけど知識は無い

私にも、とっても楽しく聞けました。

 

 キリスト様って本当に居たのかな。

キリスト様のエピソードを聞いていると、「自分を信じないから」と才色兼備な女性を貶めたり、

結構、強引だったりして。

そこに、我欲のある人間的なにおいを感じてしまいますが、

もしも実在の人物だったとしても、当時、本人が本当にそう言ったのか、そういう意味で言ったのかは

その後、権力者達の都合で変更されたりして、真実は、今となってはもう誰も分からないんでしょうね。

 神様って、みんなが崇める心から生まれるのかなあ・・・



 ※写真はチラシを撮影したものです。

相変わらず、画像が滲んで見えますが、縮小した元写真を「JPG」で保存しています。

他に良い方法が分からないので・・・