1人とポニーと道

ひとりすと日記

Part4 今年最後の花に会いに

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 2007年9月8日、493キロのドライブに行って来ました。

お気に入りの場所に、多分、今年最後となる松虫草を観に行ったのです。

 ご来光も期待して行ったのですが、ヤフー天気では晴天だった筈が、見事に外れ、

雲と霧に隠されて、全く見えませんでした。

 この日の月は、ミステリアスな、下弦の月

途中、茅野辺りでの信号待ちで、暗い視野の右隅に見える、くっきりとした月光が気になって、

偶然見上げた夜空には、視野いっぱいに、眩い冬のスター星座達が煌いていて、

(この星空を、もっとゆっくり眺めたいなあ。写真にもしてみたい。)と思いました。

この時は、辺りが涼しく澄んだ空気で満たされていて、空も、星達を眩しく感じる程、

澄み切っていたのです。

 場所柄、かなり涼しくなって来た夜風と、周囲から聴こえる虫の音、それに、

愛車の口笛が心地良かったです。

 途中、ある主要地方道で、暗闇に浮かぶ、のっぺらぼう軍団を発見。

手の先がダラリと垂れて、倒れそうになっているものもいます。

何かと思ったら、その土地で毎年開催されている、案山子フェスティバルの案山子だったのでした。

案山子は手作り、使い捨て用の作りのせいか、暗い時に見ると怖いですね。

(もしも、間に本物の人間が混ざっていて、急に動いたりしたら、きっと、

ここは事故多発地帯になっていただろうな。)

 霧の白い闇、夜の黒い闇、二つ重なると、大変だし、危険なのですね。

照らして見ようにも、フロントに、白い霧が壁のように立ちはだかり、

目で見ようにも、黒い闇が邪魔して見えない。
 
 道路に線が引かれていなければ、白いガードレールが無かったら、

愛車のライト以外一切の光の無い、丑三つ時の、山間部のR152のように

道がどちらに続いているのかすら、分かり辛いことでしょう。

 ハイビームで慎重に進みましたが、鹿が道路付近に出てくる時間帯な上、

そうして困る民家も無い、山の中の道なので、時折、軽くクラクションを鳴らしながら進みました。

動物達を、酷い目に遭わせたくなかったので。

 すると、果たして1頭の鹿が、ライトに浮かび上がったと思った次の瞬間、愛車のすぐ前を

駆け抜けたのです。

 その手前の幹線道路部分でも、道路脇に、

(公園にあるような、鹿の置物があるなあ。交通安全の為か何かに、置いたのかな。)と思って

走っていると、近付くに従って、その表面が柔らかそうな毛で覆われていることが分かり、

ブレーキで減速したら、「それ」が山側へ駆けて行った、と言う事もありました。

 鹿が無事で良かった、と思いました。

 こういう気象の時は、事故になることの無い、安全な場所で止まって待つべきなのでしょうが、

ご来光を期待していたので、行動してしまったのです。

今回は、本当に運良く、道路の走行部分で止まっている車は無かったですが、危ないですよね。

(ここでは、季節によって、日中でも、道路の真ん中に駐車している事があるんです。

それに、カーブの向こうには、事故で倒れている人や、その乗り物があるかも知れない。)

 ビ-ナスラインは、台風一過ということもあり、場所によって、枝や葉、その屑が散乱していました。
 
 早朝の山頂は、山越えの強い風が吹き、雲に包まれていて、安いダウンジャケットでは寒い位でした。
 
 松虫草は、かなり数が減り、傷んでいるものも多かったけど、まだ咲いていました。(笑)

岩の間に、苔桃の赤い実を見つけました。

帰りに寄った、牛伏山山頂への小道では、エーデルワイスの仲間だと言う「薄雪草」を見つけました。

 それから、付近をゆっくりと散策し、お土産やさんを覘いて帰って来ました。

今年のここの冬は、早いのかな。

来年の開館の頃の雪は、どれ位なんだろうか。

いつか、王ヶ頭ホテルに泊まってみたいな。