1人とポニーと道

ひとりすと日記

旅3 好きな道

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 更に、山へと向かって走っていると、工事看板が目に入りました。

「旧和田トンネル・・・災害復旧のため・・・全面通行止め」

ええーっ! 

あの、タダな上に面白い、細かめカーブいっぱいのお気に入りの道が、通れない・・・(ガーーーン)

ざ ん ね ん  ざんねん ざんねーーんーーー!!

有料の新の方、高いし、遠回りだし、第一勿体無いよ。もーうー 

と思いましたがこうなれば仕方無い。

 軽500円(ビー※ラインより全然大したことないのに、どーしてここだけ500円なのよ。

早く無料になってよね。)

とか思いつつ、お金を払ってその直ぐ先で曲がり、穏やかめなうねうね道に入ります。

にしても、葉っぱの無い木々の姿ってきれいだな♪

枝ぶりが、茶色の繊細なレースみたい。

木々の繁る道を走るのって気持ちいいね♪

空気も涼しくていい香り。

何だか心がほっと和むよ♪

と、気持ち良く走っていると、旧和田から来た道と合流し、ビ※ラインに入りました。

わあ!!

やっぱり~!!!(笑) 

道が真っ白な雲(霧?)包まれています。

わたしはここの、これも楽しみでここにやって来るのです。

とっても危険だけど、この美しさや、このしっとりとした空気も大好きで。

(今日は牛乳位かな?それとも牛乳かん位かなー? 笑)

 

 こんな素敵な風景の中を走っていると、こんな詩が思い出されます。

   

   我々の根源は森の奥にあり 
   
   苔むすところ泉のほとりに 
  
  

 …これは、エミール・ガレの、工房入り口のドアに刻まれていた詩だそうです。
  
  森の奥が、彼のひらめきの根源でもあったのでしょうね。
  
  (昔熱海にあった、サンクリノ美術館の展示作品に添えられていた詩のメモです。)
  
 それから、これも添えられていた詩ですが、この場所が大好きなあまり、こう言い換えたい気分です♪
 
   

   あなたはいつもまぶしかった。    → あなた = この場所・道のこと。
    
   疲れた曇り顔も、濠々と注いだ涙も。 → 疲れた曇り顔 = 曇(天)・霧(の日)
 
                         濠々と注いだ涙 = 雨(の日)
   
   私に花を与え、花に私を与えたことも。→ 私にこの場所を与え、私にこの道を与えたことも。

  
   
   続きなこうです。      

   苦痛と溜め息を消す白い蝶となって  → ストレスも悩みも忘れ愛車に乗って

                今、そこに向かいます。
         
  …これは太陽の詩なのでしょうかそれとも・・?

  

  そんな事を思いながら、もやの海を進みます。

もやの中には、黒々と繁る木々がぼんやりと、なかなか幻想的です。

   
   
   雪が溶けるように、この花も溶けて水に還る 
   
   再び実を結ぶための種子を大地まで運んでもらうのだろう。 

 
  …ガレの心の中の「命を結ぶ輪」のイメージでしょうか。 

 

 途中、大きなルリカケスに出会いました。この辺りには、良く居るのです。

今日は、何か動物に出会えるだろうか。

動物達にとっては、道路は危険極まりない場所だから、事故に遭う位なら会えなくても構わないけど。

私は以前、この頂上近くの道で、3歳位の立派な角を生やした牡鹿や、冬毛のキツネ、リスに

出会ったことがありました。

(動物達の棲家が道路で分断されてしまうのは、動物達にとって迷惑で不幸なことなんだろうなあ・・・)

少し申し訳ない気持ちになりながら、いつも和ませてくれる自然に感謝しながら、

愛車は相変わらず楽しく進みます。 

 もっといろいろ思ったり感じたこともあったけど、うまく書けないです。

やっぱり、その時じゃないとね(笑)

 それから、写真の霧ですが、手前が大分薄く(霧が無いように)見えていますが、

実際は手前も奥も同じ濃さに見える、濃霧でした。

「牛乳」のところは、ほんとに「牛乳」の中を泳いでいるような霧でした。

この写り方、見え方が、写真の大きさのせいなのか、デジカメの、対象をはっきり写そうとする為の

技術のせいなのか、選んだモードのせいなのかは分かりません。(また、いつか確かめてみないとね 笑)

霧の道路にはどうかご注意下さい。

  ※※見通しが悪い時の運転は、本当に危険です。
 私がこうして無事でいるのは、たまたまこれまでの運が良かったからで、
 今後もその幸運が続くとは限りません。
 皆様、見通しが悪い時の運転には、どうか十分にご注意下さい。          (旅4につづく)