1人とポニーと道

ひとりすと日記

旅1 祝・開館初日:密かにお客さん一番乗りを目指して

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

 22日は、高原にある美術館の、今年の開館初日。

あそこが大好きな私としては、今年はぜひ、「初日」にこだわってこの日に行ってみたい!

(できれば、自分的に「お客さん一番乗り!」をしてみたい!

(と言っても、記念品とか全く無いので、単に、一番に駐車場や建物に入るだけだけど。))

 去年は10回も行ったので、初日と言っても、去年の最終日が昨日のことのようにも思えている。

しかし、去年の閉館以来、この日をどんなに心待ちにしたことか。

嬉しい!これで今年もまた行ける!!

 前日の、今日の天気予報は「激しい雷雨、強風」「荒天」

「荒天」・・・・?    わくわくっ 

(え?どんなに荒れるの? ワクワク 

激しい雨…フロントガラスでキラキラ砕ける水滴 すっごくきれい。 あの光景を、また。

スリル満点 道路冠水 地響きの雷鳴 屋根を激しく叩く雨音 瀧の雨 車を揺さぶる嵐の風

ピアノのメロディ 水紋・・・行きたい!!!)

 実は去年の「お出かけ」の際、たまたま帰りがものすごい荒天で、スリル満点だった上、

フロントガラスの水滴の様子が、あまりにきれいだったので、うっとりしたのです。

 因みに、私はそれよりしばらく前の日に、ドライブに行きたいからと、

早めの午前2時に目を覚ましましたが、外があまりに異様だったので、行くのを中止した事が

ありました。

その時は、異様な風に、異様な雨。

家が捻れるかと思う暴風に、窓を削る雨。

台風ならそれまでに何度も来ましたが、それ以上ではないかと思える程、異常な風雨だったのです。

私は、こんな時に出かけて、愛車に異物でも突っ込んだらと、出かけるのをやめたのです。

事実、後日知ったところでは、その頃外では、屋根や小屋が飛んでいたとのこと。

 ああ、早く行きたい!!

空気はどんなに冷たいだろう。

今年の今日は、どんな風景なのだろう。

あの可憐はイワツバメ達は、もう来ているかな?

雪は、あるだろうか。

あの鐘の音色・・・あの風景・・・

 目的地も楽しみですが、そこまでの運転もまた、楽しいのです。

今日は、音楽などかけずに、自然の音、愛車の音を聴きながら走ろう。。。

 簡単なお弁当を作り、お茶を作って水筒に入れ、用意してあった、何枚もの服、防寒具を持ち

外に出ました。

 外は真っ暗、生暖かい風が吹いていました。

空を見上げると、微かに光る空に、沢山の仄白い雲達が、大きな斑に浮かび上がっています。

時折、細かい雨粒が飛んで来て、頬を小さく濡らします。

遠くで、カエル達の鳴く声が聴こえています。

足元では、小さい声で、虫が鳴いています。

近くの道路を通る車の走行音から、日曜のこの時間にしては、通行量が多いと思いました。

私は、愛車の距離計を0にすると、出発しました。

 海側の国道は、曜日柄もあってトラックは多いものの、大変良いペースで流れていました。

山に向かう国道に入ってからも、何と! 同じかそれ以上のペース。

偶然私の前に同郷ナンバーの普通車が1台おり、その車が、車間を開けた私の前を、

とても良いペースで、辺りを明るく照らしながら走ってくれたので、私は様子を見ながら、

車間を保ってついて行くだけ。楽チンです。

 時間が丁度良かったのか、この辺りでよく出くわす遅いトラックはおらず、

その普通車が道の駅に入った後も、大変快適なドライブを続けられました。

雲が多いせいで、朝日は見られませんでしたが、

ややおどろおどろした空が、先行きを謎めいたものにしているようで、ちょっと迫力です。

 さて、この山に真っ直ぐ向かう国道、上の方では新しい道が出来たようです。

名前は「甲西バイパス」。

きれいな道だなーと、何となく走っていたら、新道に入ってしまいました。

おやおやと思いながら、標識に注意して走っていると、「12」の文字が見えたので、

道を乗り換えました。

ぐるうっと曲がって行くと、過去何度も通った、お馴染みの店や建物、風景が見つかってやれやれ。

結構遠回りさせられたみたい。

(一応帰りも通ってみよう。帰りにこそ、BPの真価が発揮されるかも知れないし、

繋がり確認の為にもね。)

(あ、スズキさんだ(笑) みーっけ! 今日は誇らしげに置いてあったセルボモード、飾ってないなー。

売れ行きはどうですかって聞いてみたい。笑)

 この辺りには、既に桜の花はありません。

とっくに散ってしまって、すっかり葉っぱが繁っています。

(この辺りも暖冬、異常気象の影響を受けているんだなあ・・・

今年は、5月の桜は無いかも。今日来て良かったあ・・・

あの道はどうだろうか。あの道の桜は満開だといなあ・・・

あの渦巻くような花吹雪も見たいなあ・・・)

 涼しい風に吹かれながら、愛車は目的地に向かって尚も走り続けます。    (2につづく)