1人とポニーと道

ひとりすと日記

リサイタルに行って来ました。

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 2007年12月9日。

楽しみにしていた演奏を聴きに行って来ました。

先週のドライブでの、最終回の演奏「シンドラーのリスト」の他は、草笛のイメージの音色

だった同じ楽器との聴き比べも楽しみに。

 私はこういう時、詳しくないなりに、近くて隅の席よりも、多少遠くても

奏者さんの正面の席を選んでいるのですが(隅でも近い方が良いのかな・・・?)、

今回は事情を知らなかったので、離れ過ぎだったかも。

購入できるチケットの席の都合もあって、中央の、やや後方、上の方の席にしたのです。

 古い名器は、演奏する時マイクを使わないのだそうです。

更に、千住さん所有の名器は、ニスがオリジナルなので、照明や、ちょっとした温度・湿度の変化にも

弱いとのことで、舞台上の照明も、最少限にした中で演奏されました。

 劇場中央にピアノ、そのすぐ手前に千住さん。

演奏が始まると、少し、音が小さいように感じられました。

一生懸命聴いているのですが、時折、後ろの伴奏ピアノの太い音が重なってしまって、

少し、聴き辛い感じ。(・・・伴奏、無くても良いやって思ってしまうの、素人の私だけかしら・・・)

 でも、やっぱり素敵な音色・・・!

低めの音色は、ドイツ産の鳴きローラーカナリアの囀りのようだし、

高めの音色はオペラ歌手のよう。

それに、聴いていると、頭の中に、何だか自然と、

(鮮やかな花や鳥や蝶、緑の森、オペラの場面、色、光・・・)様々なイメージが、

次から次へとめまぐるしく湧いて来て。

(クラッシックが脳に良いというのはこのせいかしら。)(やっぱり素敵だなあ)と思いました。

 曲目は、この間購入したCD「ドルチェ」に入っている曲(=車内で良く聴いている曲)

とほぼ同じでしたが(確かに同じ奏者さん、同じ楽器だなあ)と思いました。

 帰りには、購入したCDに、本当にキラキラと輝く、素敵な黒い瞳を持つ千住さんに、

サインと握手を戴き、やっぱりドルチェを聴きながら帰って来ました。

 他の奏者さんのヴァイオリン演奏曲の入った、手持ちのCDと聴き比べても、

私は素人だけど、何だか・・・「音色の広がり」だとか、「豊かさ」、が違うような・・・ ?

やっぱり、「名器中の名器」だからなのかなあ。

 ・・・でも、私はやっぱりアレックスさんの演奏が一番好きだなー

日本で無名みたいだったから、CDも無かったみたいだけど、欲しかったなあ。

あの演奏、また聴きたいな。